Tipsおまけ①世界観
2021年7月4日 MTG Tips的なもの基本的には、ファンタジー世界。
ファンタジー世界と聞いてピンとこない人は『ロード・オブ・ザ・リング』(原題:『The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring』)や『ハリーポッター』(Harry Potter)のような、剣と魔法の世界を想像してください。
2020年開始のアニメだと、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』とか。
魔力を動力とする機械人形(ゴーレムなど)や「魔法的」な爆弾、空飛ぶ船などは存在しますが、「科学的」な理屈は基本的に登場しません(重要視されません)。
そして、この世界にはたくさんの次元が存在しています。
剣と魔法の世界、神々と砂漠とミイラの世界、吸血鬼に怯える人々が住まう世界、騎馬民族と修行僧と山岳民族と砂漠の民と密林の民が派閥争いを繰り広げるドラゴンを頂点とする世界(こうして文に起こすと情報量多いな、この世界)、侍と忍者の世界、etcetc......
基本的にそれぞれの次元は不干渉で(そもそも、他の世界の存在を知っている人が基本的に存在せず、当然世界を跨いだ移動もできません)、それぞれの次元が独立したストーリーを持っています。
各カードセットは、通常どこかの世界を舞台にした何らかのストーリーを持っています。
(step1-1でのリンク先、公式の読み物などをご覧ください)
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そんな数多の次元が人知れず存在するこの世界で、偉大な魔法使いの一人であるあなたは、そのそれぞれの世界を見て、知っています。
世にも稀な次元渡りを可能とする存在は、プレインズウォーカーと呼ばれます。
そして、あなたも、対戦相手も、そんな偉大な魔法使い――プレインズウォーカーなのです。
今日、あなたはライバルと何か(世界の命運、あるいは個人のプライド)を賭けた戦いを、あるいは友人との力比べか、魔法の修行か、何にせよ戦いを行います。
大地から魔力(マナ)を吸い上げ、自分の知識・所有する呪文書(ライブラリー)を用いて、動物やモンスター、あるいは英雄を呼び出し相手と戦い、対戦相手に勝利することを目指します。
ようこそ、偉大なプレインズウォーカーよ!
(各種用語については、step2-1と2-2で詳しく記します)
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(カードゲーム的な用語ではなく)設定上の背景世界に関する用語
・次元(Plane)
この世界は、様々な世界が独立して存在してる。
一般的なファンタジー世界、広大な海が続く世界、恐竜が我が物顔で闊歩する世界、反映した都市が世界の隅々まで構築された世界、など。
それぞれの世界を「次元」と呼び、通常は何かしら固有名詞がついている。
今風に言うなら、「異世界転生もの」のように、人知れず異世界がいっぱいある感じ。
・プレインズウォーカー(Planeswalker)
多くの存在は(我々がそうであるように)、自分の住む世界のことだけを知り、他の世界の存在も知らずに生きてゆく。(一部の魔術師や長命種など、世界の神秘に触れたものは移動はできずとも、多重世界の存在を知ってはいる)
プレインズウォーカーとして覚醒したものだけが、この次元間の移動を可能とする。
『MTG』の世界背景を舞台にした小説や漫画に出てくる一部の登場人物(ゲーム上では、プレインズウォーカー・カードとしてデザインされたキャラクター)が該当する。
・プレインズウォーカーの灯(Spark)
多くのプレインズウォーカーが何らかの事件や事故、衝撃的な出来事などのショックで覚醒している。それを「灯がともる」と表現する。「プレインズウォーカーの灯」は一部奪われたり、譲渡されたりするシーンがあったりする。
・次元渡り、プレインズウォーク(Planeswalk)
プレインズウォーカーが別の次元へ移動すること。
プレインズウォーカーはこれがあるため、いざという時に逃亡、脱出が容易。
ただし、ある程度以上の集中を必要とするため、継続的な痛みを与え続けるなどで、プレインズウォークを阻止することは可能。
・旧世代のプレインズウォーカー
元々はプレインズウォーカーは不老のもの、限りなく不死の強大な魔力を持つものという設定であった。プレインズウォーカーたちが起こした戦争では、次元が一つ滅ぶような被害が出るのがざらであったが、『時のらせん』ブロックのストーリーにて出現した「次元の狭間」の開閉のやり取りにて、多くのプレインズウォーカーが死亡したり灯を失った。生き残ったプレインズウォーカーや関わらなかったプレインズウォーカーも、全次元のそれが不老のものではなくなり(プレインズウォーカーだから、以外の理由で不老のキャラクターや長命のキャラクターは元々いる)、振るえる力も弱体化した(昔に比べれば、であり、多くのプレインズウォーカーはその知識や経験を有効活用している)。
善人悪人の程度の差はあれど、基本的には傍若無人。長い目で物事を見すぎて、定命のものからしてみるとその考えを推し量ることが難しい。
・新世代のプレインズウォーカー
『ローウィン』ブロック以降、カード化されることとなったプレインズウォーカー。
『アラーラ』ブロック以降は、各セットに収録されたプレインズウォーカーがストーリーの中心となっている。
彼ら/彼女らの多くは、「人間/亜人としての(魔術師や戦士、獣使いやアーティファクト使いなどのファンタジー世界の住人の)能力+プレインズウォークの能力」の持ち主となる。
『時のらせん』ブロックと『ローウィン』ブロックとの間で世界観の調整が行われた感じである。
『ローウィン』ブロックのストーリーでは新世代のプレインズウォーカーは登場せず、カード化を通して存在をあらわとして世間に定着してから、次の『アラーラ』ブロックより新世代のストーリーが始まった。
・ゲートウォッチ(Gatewatch)
なんやかんやあって縁とか友情の輪が広がって、ゼンディカー次元を危機から救ったプレインズウォーカーたちが、今後どこかの次元が危機に陥ることがあったら協力して事件解決に向けて頑張ろうと誓い合った、そのグループ。
・その他多くの固有名詞
次元の名前
各次元の国名
各次元の各国の都市名や地名
種族名
キャラクター名(プレインズウォーカー・非プレインズウォーカー、カード実装済・未実装、など差はあり)
と多岐に渡るため解説は控える。
カードに書かれた固有名詞が気になったら、「MTG wiki」などで調べてみるのも一興。
・三悪
2011年頃から徐々に定着した、ストーリー上の「(ほぼ勝てない)悪役」。
『アラーラ』ブロックで久しぶりに登場し思いのままに力をふるったドラゴンのプレインズウォーカー「ニコル・ボーラス」。
(最初のカードの収録は1994年発売の『Legends』エキスパンションに遡り、数多の戦いで勝利をおさめ続けてきた世界で最も古くより生きてきたプレインズウォーカー。今までに数千のプレインズウォーカーを屠ってきたと言われており、その間の敗北は片手で数えられるほどしかない)
『ゼンディカー』ブロックの楽しい雰囲気を一変、『エルドラージ覚醒』であっという間に次元を崩壊の危機に陥れた「エルドラージ三神」。
(世界設定的に、次元を滅ぼして歩く能力があるのはもちろんなのだが、それまでの「最大」「最強」のクリーチャー・カードを過去のものにしてしまったインパクトが何より凄かった)
『ミラディンの傷跡』ブロックで、ミラディン陣営に勝利し、次元を塗り替えるのに成功した「ニューファイレクシア」。
(1996年発売の『ウェザーライト』から2001年発売の『アポカリプス』まで続いた、ウェザーライト号のクルーとウルザたち数多の旧世代プレインズウォーカーたちが、多くの犠牲を払いながらファイレクシアを打ち倒すまでのストーリー、通称ウェザーライトサーガ。滅んだと思われたファイレクシアの油の一滴が、『ミラディン』ブロックの舞台や登場人物を――主人公を含めて――黒に塗り替え、『時のらせん』ブロックの主人公の一人の死をも招いた)
従僕させるか虫けらのように扱ってくるボーラス様(個)、意思疎通不可能ですべてに滅びをもたらすエルドラージ(種族)、油によって存在を塗り替えてしまうファイレクシア(次元名、あるいはその次元に棲まう者たち)。被害の出方はちょっとずつ違うけど、どれもろくでもないよ。
しばらく放置されるか、ストーリー上の都合で主人公サイドを負かしたい時だけ出てくるだろうと思われていたが、(主人公サイドの敗北を何度か繰り返しつつ)このうち2つは2020年までに一時的な決着がついている。
あとは、カーンがいつニューファイレクシアに戻るか、かな。
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https://northernwind.diarynote.jp/202107042148378353/
ファンタジー世界と聞いてピンとこない人は『ロード・オブ・ザ・リング』(原題:『The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring』)や『ハリーポッター』(Harry Potter)のような、剣と魔法の世界を想像してください。
2020年開始のアニメだと、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』とか。
魔力を動力とする機械人形(ゴーレムなど)や「魔法的」な爆弾、空飛ぶ船などは存在しますが、「科学的」な理屈は基本的に登場しません(重要視されません)。
そして、この世界にはたくさんの次元が存在しています。
剣と魔法の世界、神々と砂漠とミイラの世界、吸血鬼に怯える人々が住まう世界、騎馬民族と修行僧と山岳民族と砂漠の民と密林の民が派閥争いを繰り広げるドラゴンを頂点とする世界(こうして文に起こすと情報量多いな、この世界)、侍と忍者の世界、etcetc......
基本的にそれぞれの次元は不干渉で(そもそも、他の世界の存在を知っている人が基本的に存在せず、当然世界を跨いだ移動もできません)、それぞれの次元が独立したストーリーを持っています。
各カードセットは、通常どこかの世界を舞台にした何らかのストーリーを持っています。
(step1-1でのリンク先、公式の読み物などをご覧ください)
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そんな数多の次元が人知れず存在するこの世界で、偉大な魔法使いの一人であるあなたは、そのそれぞれの世界を見て、知っています。
世にも稀な次元渡りを可能とする存在は、プレインズウォーカーと呼ばれます。
そして、あなたも、対戦相手も、そんな偉大な魔法使い――プレインズウォーカーなのです。
今日、あなたはライバルと何か(世界の命運、あるいは個人のプライド)を賭けた戦いを、あるいは友人との力比べか、魔法の修行か、何にせよ戦いを行います。
大地から魔力(マナ)を吸い上げ、自分の知識・所有する呪文書(ライブラリー)を用いて、動物やモンスター、あるいは英雄を呼び出し相手と戦い、対戦相手に勝利することを目指します。
ようこそ、偉大なプレインズウォーカーよ!
(各種用語については、step2-1と2-2で詳しく記します)
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(カードゲーム的な用語ではなく)設定上の背景世界に関する用語
・次元(Plane)
この世界は、様々な世界が独立して存在してる。
一般的なファンタジー世界、広大な海が続く世界、恐竜が我が物顔で闊歩する世界、反映した都市が世界の隅々まで構築された世界、など。
それぞれの世界を「次元」と呼び、通常は何かしら固有名詞がついている。
今風に言うなら、「異世界転生もの」のように、人知れず異世界がいっぱいある感じ。
・プレインズウォーカー(Planeswalker)
多くの存在は(我々がそうであるように)、自分の住む世界のことだけを知り、他の世界の存在も知らずに生きてゆく。(一部の魔術師や長命種など、世界の神秘に触れたものは移動はできずとも、多重世界の存在を知ってはいる)
プレインズウォーカーとして覚醒したものだけが、この次元間の移動を可能とする。
『MTG』の世界背景を舞台にした小説や漫画に出てくる一部の登場人物(ゲーム上では、プレインズウォーカー・カードとしてデザインされたキャラクター)が該当する。
・プレインズウォーカーの灯(Spark)
多くのプレインズウォーカーが何らかの事件や事故、衝撃的な出来事などのショックで覚醒している。それを「灯がともる」と表現する。「プレインズウォーカーの灯」は一部奪われたり、譲渡されたりするシーンがあったりする。
・次元渡り、プレインズウォーク(Planeswalk)
プレインズウォーカーが別の次元へ移動すること。
プレインズウォーカーはこれがあるため、いざという時に逃亡、脱出が容易。
ただし、ある程度以上の集中を必要とするため、継続的な痛みを与え続けるなどで、プレインズウォークを阻止することは可能。
・旧世代のプレインズウォーカー
元々はプレインズウォーカーは不老のもの、限りなく不死の強大な魔力を持つものという設定であった。プレインズウォーカーたちが起こした戦争では、次元が一つ滅ぶような被害が出るのがざらであったが、『時のらせん』ブロックのストーリーにて出現した「次元の狭間」の開閉のやり取りにて、多くのプレインズウォーカーが死亡したり灯を失った。生き残ったプレインズウォーカーや関わらなかったプレインズウォーカーも、全次元のそれが不老のものではなくなり(プレインズウォーカーだから、以外の理由で不老のキャラクターや長命のキャラクターは元々いる)、振るえる力も弱体化した(昔に比べれば、であり、多くのプレインズウォーカーはその知識や経験を有効活用している)。
善人悪人の程度の差はあれど、基本的には傍若無人。長い目で物事を見すぎて、定命のものからしてみるとその考えを推し量ることが難しい。
・新世代のプレインズウォーカー
『ローウィン』ブロック以降、カード化されることとなったプレインズウォーカー。
『アラーラ』ブロック以降は、各セットに収録されたプレインズウォーカーがストーリーの中心となっている。
彼ら/彼女らの多くは、「人間/亜人としての(魔術師や戦士、獣使いやアーティファクト使いなどのファンタジー世界の住人の)能力+プレインズウォークの能力」の持ち主となる。
『時のらせん』ブロックと『ローウィン』ブロックとの間で世界観の調整が行われた感じである。
『ローウィン』ブロックのストーリーでは新世代のプレインズウォーカーは登場せず、カード化を通して存在をあらわとして世間に定着してから、次の『アラーラ』ブロックより新世代のストーリーが始まった。
・ゲートウォッチ(Gatewatch)
なんやかんやあって縁とか友情の輪が広がって、ゼンディカー次元を危機から救ったプレインズウォーカーたちが、今後どこかの次元が危機に陥ることがあったら協力して事件解決に向けて頑張ろうと誓い合った、そのグループ。
・その他多くの固有名詞
次元の名前
各次元の国名
各次元の各国の都市名や地名
種族名
キャラクター名(プレインズウォーカー・非プレインズウォーカー、カード実装済・未実装、など差はあり)
と多岐に渡るため解説は控える。
カードに書かれた固有名詞が気になったら、「MTG wiki」などで調べてみるのも一興。
・三悪
2011年頃から徐々に定着した、ストーリー上の「(ほぼ勝てない)悪役」。
『アラーラ』ブロックで久しぶりに登場し思いのままに力をふるったドラゴンのプレインズウォーカー「ニコル・ボーラス」。
(最初のカードの収録は1994年発売の『Legends』エキスパンションに遡り、数多の戦いで勝利をおさめ続けてきた世界で最も古くより生きてきたプレインズウォーカー。今までに数千のプレインズウォーカーを屠ってきたと言われており、その間の敗北は片手で数えられるほどしかない)
『ゼンディカー』ブロックの楽しい雰囲気を一変、『エルドラージ覚醒』であっという間に次元を崩壊の危機に陥れた「エルドラージ三神」。
(世界設定的に、次元を滅ぼして歩く能力があるのはもちろんなのだが、それまでの「最大」「最強」のクリーチャー・カードを過去のものにしてしまったインパクトが何より凄かった)
『ミラディンの傷跡』ブロックで、ミラディン陣営に勝利し、次元を塗り替えるのに成功した「ニューファイレクシア」。
(1996年発売の『ウェザーライト』から2001年発売の『アポカリプス』まで続いた、ウェザーライト号のクルーとウルザたち数多の旧世代プレインズウォーカーたちが、多くの犠牲を払いながらファイレクシアを打ち倒すまでのストーリー、通称ウェザーライトサーガ。滅んだと思われたファイレクシアの油の一滴が、『ミラディン』ブロックの舞台や登場人物を――主人公を含めて――黒に塗り替え、『時のらせん』ブロックの主人公の一人の死をも招いた)
従僕させるか虫けらのように扱ってくるボーラス様(個)、意思疎通不可能ですべてに滅びをもたらすエルドラージ(種族)、油によって存在を塗り替えてしまうファイレクシア(次元名、あるいはその次元に棲まう者たち)。被害の出方はちょっとずつ違うけど、どれもろくでもないよ。
しばらく放置されるか、ストーリー上の都合で主人公サイドを負かしたい時だけ出てくるだろうと思われていたが、(主人公サイドの敗北を何度か繰り返しつつ)このうち2つは2020年までに一時的な決着がついている。
あとは、カーンがいつニューファイレクシアに戻るか、かな。
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